最終更新:2026.07.29
この3つは、印刷方式だけでなく、印刷するタイミングと保護構造が異なります。
オフセット印刷は版を使う量産向けの方式です。印刷したシートを透明なオーバーレイと重ね、高温・高圧でカード本体として一体化する製法では、絵柄が保護層の内側に封入されます。同一デザインの量産、細かな文字、安定した仕上がり、長期使用に向いています。
デジタル印刷は版を使わないため、小ロットや短納期に向きます。ただし「デジタル印刷」という名称だけでは耐久性は判断できません。印刷後にカード本体へラミネートする製法か、完成済みカードの表面へ印刷する方式かで耐久性が大きく変わります。
証カードプリンターによる昇華転写・熱転写は、完成したカードへ顔写真、氏名、番号などを1枚ずつ印字でき、即時発行に適しています。保護層が薄い、または無い仕様では、摩擦、紫外線、薬剤により退色・にじみ・摩耗が起こりやすくなります。オーバーコートやラミネートを追加すると耐久性を高められます。